少女型は2体目のボスで、カメラより速く動く最初の敵でもある。装甲も、ルールの変わるフェーズも、仕掛けもない。あるのは短い攻撃リストだけで、どの攻撃も答えは「的」ではなく「方向」になる。方向を間違えると不可能に感じ、正しく取れると戦いは一気に短くなる。

名前の整理を先に。日本語版は少女型で、英語のトロフィーは「Eliminated Mädchen」。古い英語ガイドがこれを直訳してGirl Typeと書いている。どちらで検索しても同じ戦いに着く。

2つの遭遇は同じ戦いではない

最初の遭遇は南通りで、これはボス戦ではない。目標が「一定時間逃げる」に変わり、正解はつながった通りを走って距離を取り、余裕のあるときだけ頭を撃つことになる。一定のダメージを与えると彼女は引いていき、目標が先へ進む。

本番はあとから来る。ネオン横丁の奥にあるガチャガチャを壊すと、彼女は戻ってくる。そこからは来た道を戻る形になり、目標が「倒す」に変わるのはシャッターの手順に到達してからだ。つまり戦場は部屋ではなく、さっき通ってきた通りを逆走したものになる。

準備に効くのはこの性質だ。道中で拾わずに置いてきた物資は、いま自分の後ろにある。戦いながら欲しくなる補給は、入る前に拾わなかったものになる。

攻撃と方向

攻撃予兆対処
近距離の振り距離を詰めて予兆パリィして反撃
回転離れた位置で回り始める左右どちらかへ真っ直ぐ走る。斜めは不可
遠距離攻撃距離を取って撃ってくる横に走り続ける
掴み先に赤く光る後ろへ下がる。パリィできない
範囲攻撃床に赤い表示表示の外へ出る

一番判断を誤らせるのは回転。横に走れば避けられるのは、判定が線に沿って進むからで、斜めに走るとその線の上に居続ける時間が延びる。終盤の4連続は方向を変える合図ではなく、同じ方向を押し続ける合図だ。

掴みはパリィの習慣の例外になる。直前にはっきり赤く光り、パリィは通らず、答えは距離だけ。全部パリィで返せるようになった直後の人が、これに突っ込む。

パリィのあとに何を入れるか

振りをパリィすると、答えを1つだけ入れる時間ができる。合うのは2つ。頭へのスナイパーライフルか、リッパースラッシュからショットガンにつなぐ形だ。どちらも戦前に練習しておきたい。窓は短く、持ち替えを迷うと機会そのものが消える。

スナイパーは1発で済むが、正確に当てる必要がある。爪とショットガンのほうが1回の隙間で与えるダメージは大きいが、戻り道で使いたくなる弾を前借りすることになる。

装備の話

特定の銃が必須ではないが、2つの選択で戦いは短くなる。スナイパーはパリィを頭への一撃に変換する。ショットガンは、彼女がすでに間合いに入っている距離でまとめて削れる。

どちらを持つにしても、2丁目は軽い銃にしておく。戻り道には雑魚が挟まり、スナイパーの弾を雑魚に使うと、ボスの体力に対して弾が足りなくなる。

ここでは回復のほうが火力より効く。範囲攻撃も回転も「耐えられるか」の判定で、1サイクルに1回のミスを吸収できる人が、速く倒す人より勝つ。

回り道をすると楽になる理由

このボスは、仕組みよりプレイヤー側の答えが効く数少ない例だ。防御を上げると戦いが明らかに変わる。回転も範囲もダメージを受け切れるかの勝負なので、1サイクルに1発多く耐えられることが、負けるループと勝つループの差になる。

詰まったら、素材を集める回に切り替えて防御を埋めてから戻る。パリィが上手くなるより格好は悪いが、効くのはこちらだ。

図鑑の説明が後半の答えになっている

アノマリーNo.043の報告書は、彼女を「元は人間で、体の大部分が異形化した個体」と書き、ランドマーク破壊時に全身の変異と凶暴化が確認されたと記している。終盤に回転が4連続になるのは、これが理由だ。

戻り道が戦場になる

戦いが通りの逆走なので、入るときに覚えた地形がそのまま戦場になる。細い路地は回転をかわす横走りを狭め、開けた交差点は余裕をくれる代わりに、見えない角度から距離を詰められる。

実務的には2つ。広い区間で戦い、細い区間は移動に使う。そしてシャッターの手順のために立ち止まらないこと。目標が更新されるのは到達したときで、通りをきれいにしたときではない。

この戦いが教えていること

少女型は、ゲームがエイムを褒めるのをやめて、方向を褒め始める地点になる。攻撃はすべてベクトルで答えが出る。左右、後退、表示の外。ボタンはパリィ1つだけで、それも5つのうち1つの攻撃にしか使わない。

この授業はこのあとも続く。地下鉄のボスはレールで同じことを聞き、重力収束帯は距離の代わりに遮蔽で同じことを聞いてくる。