アノマリスの異形化スキルは12種で、数え方ははっきりしている。戦闘中に発動するアクティブが9つ、攻撃力・最大HP・最大MPを上げるパッシブが3つ。同じメニューにある残り4行は、すでに持っているスキルの強化であって新しい枠ではない。玲緒奈はアクティブ3つで始まり、残りは工作室で解放する。払うのはOVと素材で、レベルアップではない。

12という数字の内訳

メニューには16行が並ぶ。混乱はたいていここから始まる。うち9行がMPを消費するアクティブ、3行が発動コストなしのパッシブ。残る4行、Ripper Slash Upgrade・Parry Upgrade・Track Shot Upgrade・Brutal Raid Upgrade は既存スキルを深くするだけで、13個目を生むわけではない。

系統はどれも木ではなく一本道だ。基礎スキルを買い、その強化を買い、隣のパッシブを買い、次に鎖の先のアクティブへ進む。横に枝分かれしないので、順番を間違えて別のスキルを永久に失うことはない。

全スキル一覧(MPとOV)

系統スキル種別MP前提OV
Ripper SlashRipper Slashアクティブ30—初期
Ripper SlashRipper Slash Upgrade強化—Ripper Slash1,000
Ripper SlashAttack Boostパッシブ—Ripper Slash4,300
Ripper SlashGround Spikeアクティブ35Ripper Slash1,000
ParryParryアクティブ15—初期
ParryHP Boostパッシブ—Parry500
ParryParry Upgrade強化—Parry4,300
ParryFloat Shieldアクティブ5Parry4,300
Track ShotTrack Shotアクティブ30—2,400
Track ShotTrack Shot Upgrade強化—Track Shot3,600
Track ShotRepulsor Shotアクティブ50Track Shot5,160
Brutal RaidBrutal Raidアクティブ0—初期
Brutal RaidBrutal Raid Upgrade強化—Brutal Raid500
Brutal RaidMP Boostパッシブ—Brutal Raid4,300
No MercyNo Mercyアクティブ0素材:無影灯5,000
No MercyGravity Stormアクティブ0No Mercy+2つ目の素材10,000

MPの列は「1回使うのに払う額」、OVの列は「持っているために払う額」と読む。この2つは別の財布で、しかも奪い合う。OVは銃や防護服、消耗品にも出ていくので、スキルを買うことは武器の強化を先送りする決断でもある。

各系統の役割

Ripper Slashは火力の系統。基礎は爪を前に突き出す踏み込みで、接触の瞬間にもう一度押すと強化で2段になる。Ground Spikeは玲緒奈自身の細胞から棘を伸ばす技で、範囲が広くダメージは中程度。単体より群れに向く。

Parryは防御の系統で、15 MPと店内で最も安い。決まればダメージを丸ごと消し、銃口を敵の弱点に合わせてくれるので、照準の近道にもなる。Float Shieldはわずか5 MPで、瓦礫を玲緒奈の周囲に引き寄せて回し、もう一度押せば解除できる。

Track Shotは便利枠。30 MPで3発の追尾弾は1発あたりの威力が低いが、強化で5発に増える。Repulsor Shotは重力場を作り、敵を床から浮かせる。群れを浮かせるほうが、1体殺すより効く場面は多い。

Brutal Raidは発動コスト0で、よろけた敵にしか通らない。だから起点ではなく止め専用になる。強化で衝撃波が付き、隣のパッシブが最大MPを上げる。この系統だけがMPの器を大きくできる場所だ。

No Mercyは終盤の系統。買う前に特定のボス素材が要るので、資金ではなく進行度で鍵がかかっている。その後ろにGravity Stormが10,000 OVと2つ目の素材で控え、工作室で最も高い1品になっている。

MPはどこから来るか

MPは撃って補充されるものではない。半異形化から戻ってくる。玲緒奈の体力がしきい値を下回ると部分的な異形化が始まり、スキルが強まり、MPが自然に回復する。チュートリアルがそう説明していて、低い体力が単なる問題ではなく資源になる理由もここにある。

意図的に起こすこともできる。攻撃入力を押し続けると玲緒奈のHPを削り、MPに変える。メニューのどこにも書かれていない取引で、体力と引き換えに1回ぶんの発動を買う。使い方を誤れば死に、使いこなせば負けかけた戦闘が循環に変わる。

覚えておく数字

No Mercy、Gravity Storm、Brutal Raidの発動コストは0。上限になるのは素材と再使用までの時間で、MPの器ではない。だからビルドによっては無料の3つで回し、MPは弾きとシールドだけに使える。

パッシブ3種の値段

Attack Boost、HP Boost、MP Boostはどれも系統の中に住んでいるので、隣の基礎スキルを持っていないと買えない。HP Boostは500 OVで、ゲーム内で最も安い恒久強化。Parryにぶら下がっていて、そのParryこそ最初に買うべきスキルだから、両者が互いを強め合う。

Attack Boostは4,300 OVでRipper Slashの系統にあり、以後撃つ弾すべてに乗る。銃主体のビルドなら費用対効果が最良だ。MP Boostも同じ4,300だが、発動して初めて元が取れるので、循環がMPを欲しがるようになってから買う。

どの系統がどのパッシブを持つかも見ておきたい。Attack Boostは単体で買えず、Ripper Slashが前提になる。HP BoostにParryが要るのと同じ理屈で、パッシブを選ぶことは、本来欲しくなかった基礎スキルを選ぶことでもある。

最初に買うもの

何より先にParryを買う。15 MPでダメージを消し、銃口を弱点へ向ける。3つの仕事を最も安い値段でこなす。隣のHP Boostは500 OVで、恒久強化としては最安だ。

次に、自分の戦い方に合うパッシブを取る。Attack Boostは4,300 OVで弾1発ごとに効き、MP Boostは発動が多い人しか回収できない。序盤に両方買うと、武器の段階を上げるOVが足りなくなる。よくある失敗はこれだ。

Gravity Stormは最後でいい。10,000 OVにボス素材が付くので、中盤の解決策ではなく収集の買い物だ。買える頃には、自分が欲しいかどうかはもう分かっている。

名前と訳語

英語版は独自の名称を使っていて、映像で確認できたのはRipper Slash、Ground Spike、Track Shot、No Mercyの4つ。Parry、Brutal Raid、Float Shield、Repulsor Shot、Gravity Stormは日本語メニューの直訳で、英語表記そのものは未確認となる。最後の2系統を塞いでいる素材も、日本語でしか記録されていない。

日本語版のメニューでは、たとえばParryは「弾き」と表示される。画面の名前がこの表と一致しなくても、系統、MP消費、OV価格は一致する。数字はスキルメニューの各項目の横に印字されていて、訳語では動かない。