地下鉄のボスは、今作で唯一はっきりしたダメージゲートを持つ。最初の2つのランドマークを壊しているあいだ、森楓にはダメージが通らない。装甲があるからではなく、戦いがまだ許可を出していないからだ。3つ目のランドマークまでは生き延びる時間で、そのあとは電車の付いた普通のボス戦になる。

戦いは大川町駅の幻視層、霞野線ホームの融合区画にかけて。すでに何度か通った場所の延長なので、たどり着くこと自体は難しくない。生き延びるほうが難しい。

ゲート:3つのランドマーク

最初のランドマークを壊すと場面が切り替わる。2つ目を壊しても、まだダメージは通らない。通るようになるのは3つ目を壊したあとだ。

これは、前半の意味を変える。来ないダメージフェーズのために弾を節約しても意味がなく、体力を節約する意味だけがある。前半で無理にダメージを取ろうとした人が、3つ目に着く頃には何も残っていない。

電車の攻撃

ランドマークが落ちると、戦場は線路の問題に変わる。電車はワープから来るが、ワープは同時には開かない。

攻撃予兆対処
全方位の電車周囲のワープが一斉に開くレールが敷かれていない場所へ。安全地帯は必ずある
床下からの突き上げ床下にワープが開くまずエリア後方へ。足元にワープが出たら前方へ走る
連続する電車ワープが1つずつ開く最後に出た線路で待ち、最初の電車が入るワープを見てから動く

連続のほうは、コツを知るまでランダムに見える。線路は順番に出ていて、最後に出たものが最初の電車と重ならない。そこに立ち、1本通過するのを見てから動く。見る前に動くと当たる。

床下の突き上げは、いつもの感覚が裏返る。ワープから離れるのではなく、まずエリアの後方まで下がる。後方にいるから前方へ走る余地が生まれる。距離を取らずにその場で避けようとすると、逃げ場がない。

3つ目を壊したあと

ダメージの窓が開くと、戦いは普通の形になる。撃ち、動き続け、電車は自分に向かってくる攻撃ではなく戦場の時計として扱う。少女型で覚えた横方向の作法がそのまま効く。タイミングより方向だ。

ダメージフェーズでも電車のパターンは続く。「避ける時間」と「撃つ時間」に分かれない。両方を同時に要求してくるので、照準を合わせるために立ち止まった人が、一度かわした電車に轢かれる。

アリアドネの糸

戦いのあと、壁をすり抜ける糸が手に入る。戦闘用ではなく次の部屋への道で、戦場を出たらリフトがあると思っていると見落とす。

誰と戦っているのか

図鑑No.045の報告書は、森楓を異界で遭難した民間人と書いている。変異への耐性が高く、その結果として現実性を操る能力が発現した。この力で遭難者を保護し、異界を生き延びてきた。そして不明組織の調査部隊と遭遇して以降、自ら死を選ぶ遭難者の望みを叶え続けた、と。

戦闘の目標が「無力化」と書かれているのは、これが理由だ。トロフィーは撃破と呼ぶが、そのあとの場面は殺害として書かれていない。

装備と、電車が装備にすること

特定の銃が報われる戦場ではない。代わりに罰せられるのは、装填のタイミングだ。電車のパターンは自分の都合と関係なく回っていて、そこで装填を始めると、許してくれない床の上に1秒立つことになる。

習慣は2つ。装填はパターンとパターンのあいだで行う。持ち替えは横に動きながら行い、照準を合わせながら行わない。この戦いに弾の補給はないので、持ち込んだ予備がそのまま最終的な予備になる。

ダメージ窓が短いので、近距離でまとめて入るショットガンは選択肢になる。電車の避け方にまだ自信がないなら、レールから距離を取れるライフルのほうが安全だ。

回復は多めに。この戦いは「当たらないこと」より「当たっても続けられること」を要求してくる。3つ目のランドマークに着く前に半分まで削られていると、そのあとのパターンが2回のミスで終わる戦いに変わる。

この戦いが教えていること

森楓は、このゲームが「我慢」について最もはっきり語る場面だ。2段階の無敵時間は、ダメージを目的にするのをやめて、戦場を解く問題として見ろという指示になっている。窓が開いてしまえば、戦いは短い。商店街よりも、重力収束帯よりも短い。

同時に、立ち止まることを一番強く罰する戦いでもある。プラットフォームに保持する価値のある遮蔽はなく、電車と自分のあいだに入れられる柱もない。防御の資源は、まだ押し出されていない床だけになる。